「犠牲のシステム 福島・沖縄」 高橋哲哉 著 集英社新書 経済成長や安全保障といった共同体の利益のために、誰かを「犠牲」にするシステムは正当化できるのか? 原発推進政策に潜む「犠牲」のあり方を暴露した原発事故。日米安保体制における「犠牲」のあり方を暴露した沖縄の基地問題。 この二つのことから見えてくる日本人の無意識の植民地主義を丁寧に分析し、意識しなければならないことを明らかにする一冊。 この現実を踏まえ、私たちはどうしていくべきかを考えたい。